DENON AH-C710
前にレビューを書いた SONY MDR-500SL を人に譲ってしまったので、DENON AH-C710 を購入しました。
AH-C560 が意外と良かったのと、他の人のレビューも良かったので。
低音が出ていながらも中音域が埋もれない音作りは AH-C560 の延長線上にありますが、
AH-C710 はぱっと耳に飛び込んで来た音に謎のみずみずしさがあります。
ドンシャリと言って片付けるのは早計なバランス。
豊かな低音と中音域に加え、しっとりした高音。やっぱこれいいな。
同時に比較検討したのは audio-technica ATH-CKM99 です。
Amazon での価格はだいたい一緒ですが、ATH-CKM99 の方が発売が新しく、概ね販売価格も高め。
ATH-CKM99 は思ったよりも低音たっぷりなんだけど、AH-C710 とはキャラクターが違って面白い。
一言で言うなら、クリア。それぞれの音に明瞭感があって、ハッキリと鳴る感じです。
高音はちょっと耳に刺さる時がありました。
音に透明感がありつつも、原音忠実と言うよりは何でも美しく鳴らす、みたいな感じ。
ちなみに、audio-technica には似たような名前の ATH-CKS90 というイヤホンがあるのですが、
説明によるとさらに低音重視だとか。いやいや ATH-CKM99 も結構低音出てますがなと思って
試聴してみると、ATH-CKM99 をイコライザで低音をぐっと上げたような音。
面白いんだけど、うーん、まあ俺はこれはいいや。
そうそう、AH-C710 は最初から Comply の低反発イヤーピースが付属していて、
使ってみると悪くないのですが、色がキモいです。何で黒じゃないんだこれ。。
というわけでしばらくは DENON AH-C710 で過ごします。