サイレントピアノで Ivory II
夜でも練習できるようにサイレントピアノにしたのは良いのですが、サイレントピアノ(電子楽器)部分がいかんせん古い。
調べてみると、
- 波形メモリ:16MB(AWM2音源・ペダル共鳴効果あり)
- 最大同時発音数:ステレオサンプリング32音・ステレオ64音切り替え
だそうな。16MBて。今だと一音分のサンプルにも満たないサイズですね。
16MBの中でペダル共鳴効果まで再現してるとかすげーな。世代的には P-120 と同世代くらいか。
まあ、重要なのはそこじゃなくて、サイレントピアノユニットに MIDI-OUT があるので、やりたい放題できますよね、と言う所。
うひひ。
全体の構成
サイレントピアノ
↓ MIDI-OUT
よさげな MIDI I/F
↓ USB
PC(よさげなソフトウェアピアノ音源)
↓ USB
よさげな オーディオ I/F
↓ 適当なケーブル
よさげなスピーカー
これで、鍵盤が本物で音も良い電子ピアノのできあがりだ!!
さて、それぞれ見て行きますかね。
サイレントピアノ
MIDI-OUT が付いていれば、消音ユニットは YAMAHA純正でも、KORGでも、マジックスターでも大丈夫。
そういえばマジックスターって実際に音を聴いたこと無いのですが、どうなんでしょうね。
オーディオ I/F・MIDI I/F
オーディオ I/F と MIDI I/F はまとめたかったので、MIDI の付いていない E-MU 0204 は却下。
音は良いらしいんだけど。
他の候補としては以下の通り。
・TASCAM US-200
・Steinberg UR22
・Roland DUO-CAPTURE EX UA-22
・Roland QUAD-CAPTURE UA-55
TASCAM と STEINBERG は、モニターアウトとヘッドホンアウトのボリュームが独立していて、使い勝手が
良さそうだったのですが、色々悩みに悩んだ末、発音までのレイテンシをなるべく縮めたかったのと、安定性を重視して
それなりに評判の良かった Roland QUAD-CAPTURE UA-55 にしました。
必要なスペックを考えると、DUO-CAPTURE EX UA-22 でも良かったのですが、UA-55 の宣伝文句
・超低レイテンシーと安定動作を実現する「VS-STREAMING」テクノロジー採用。
につられて UA-55 にしてしまいました。
まあ、UA-55 だけ他と価格帯が違うのですが、買ってから後悔するよりは。
PC
本当は、NUC とか小型PC とかを買って、これ専用に一台用意しようと思ったのですが、予算が尽きた為断念。
最近あまり使っていなかった Macbook(13-inch, Aluminum, Late 2008)に頑張ってもらう事にしました。
メモリはまあいいとして、HDD がへぼかったんで、SSD にはしてあげたよ!
とはいえ、Ivory II ってわりと重いので、使ってると PCのファンが超回ります。
ソフトウェアピアノ音源
Ivory II については過去のレビュー記事の通りですが、実は Mac OS X では無く、BootCamp の Windows で動かしています。
何故かというと、Proteus VX を入れたり、Independence Free を入れたりして、ピアノ以外の音でも遊ぼうと思っていたので。
Mac だとそこらへん、あんまり音源が無いんですよね。
スピーカー
以前にレビューした Audioengine A2 です。
実は、サイズ重視なのは、ピアノの上に乗せるからなのでした。
で、結局どうなの?
・確かに、音は良い(まあ、Ivory ですから)
・発音の遅れは気にならない
・しかしトータルで見ると期待した程では無かった
何だろ、結局夜に弾くのでそこまで音を大きくしない為、意外ともともとのサイレントピアノの音でも気にならないと言うか、、
意外や意外。16MBのくせに。
あとは、Ivory側の調整が結構必要と言うか。
例えば、Ivoryだとステレオがワイドすぎるので、75%くらいが丁度良いとか、ヴェロシティーカーブを
ちょっと弄らないと弾きにくいとか、色々手間がかかる感じです。
蓋を開ければ音が出せる生ピアノと違って、サイレントピアノはスイッチを入れる必要があって、
それだけでも一手間なのに、PCを使うとめんどくささが 100倍です。
PCを起動して、ソフトを起動して、ピアノをロードして、設定を調整して、やっと音が出る。
スリープからの復帰であればまあまだマシですが。
そして気持ちよく弾いてるとファンが全力で回り出してうるさいww
P-120 の MIDI-OUT から PC に繋いで、今はもう懐かしい部類の GIGA PIANO を鳴らした事があるのですが、
その時も思ったのが、最初から一体となっているもののバランスに勝つには、音だけ良くてもダメだなと言う事。
なんだかんだでトータルすると、後付けの音源その他諸々で普通の電子ピアノ一台分くらいの金額になってしまったのですが、
それを考えると期待した程では無かったかなーというのが結論です。
もちろん、Ivory の音は良いし、その点は満足しているんですけどね。
生ピアノ+Ivory いいですね~
うちはKAWAI CA-65の上にASUSのi5ネットブック
オーディオ&MIDI はM-Audio Fast Track C600
バッファは128サンプルにしてるのでレイテンシは3msecほど。なんとか追いついています。
スピーカーはYAMAHA NS-10M Studioといった構成です。
今日我慢出来なくてAmerican Concert Dポチりました。
明日の夜届きますw
おお。CA-65。鍵盤の評判が良い機種ですね。
一度家電量販店で触ってみましたが、確かに鍵盤いい感じでした。
ネットブックでも i5だと行けそうですね。
MacBook は Core2Duo なので、CPU使用率がいっぱいいっぱいです。
M-Audio Fast Track C600 にテンモニとか、ガチなシステムじゃないですかw
3msec で遅れが気になる人はいないと思いますw
American Concert D ポチっちゃいましたか!
German Steinway D と弾き比べて、感想を聞かせて頂けるとありがたいです!
ACDを2日使ったレビューです。
元が素晴らしかったので大きな違いはありませんが、American Concert D とGerman Dとの大きな違いは読み込み時間です。
後者は5400rpmのHDDで8秒位。ACDは30秒以上かかったと思います(SSDにしますか・・・)
私はソフトペダルをほぼ使わない(使えない?w)のでソフトサンプルを切るとロード時間が減るかなと。
German Dでは気になっていた「ビィ~ン」とシンセっぽく鳴っていたF2のサンプル。
私はこれが唯一嫌いだったのですが、ちゃんとピアノっぽくなりましたw
リリースサンプル長いですね。ペダル踏みっぱなしでアルペジオで終わると気持ちいいです。
ベロシティレイヤーはもう分かりません。pp~ffまでなめらかです。
音のキャラクターは特に中~高音域のfに特に金属音っぽさが出てきます。これはサンプル元のキャラクターだろうと思います。
最初少し耳障りな感じでしたが慣れればそれも良し。気になればEQなどで。
気になりましたらMIDIデータを送っていただければwav/mp3変換致しますのでご遠慮無く。
おおー。
やはりサンプルのサイズはロード時間に影響しますか、、
サンプリング音源の場合、一度気になる音があるとずっと気になってしまいますよね。
ベーゼンドルファーの低音部にも気になる音があって、弾いていて引っかかるものがあります。
もうここまで来ると、単に MIDIデータを鳴らしただけでは区別が付かないような気がしますw
やっぱり弾いてみないと分からない事が多いですね。各パラメータも調整の余地がまだまだありそうです。
レビューありがとうございました!