Synthogy Ivory II Grand Pianos
今更な気もしますが、Synthogy Ivory II Grand Pianos を買いました。
Ivory は出た当時からとても評価が高く、前から欲しかったピアノ音源でした。
大容量ピアノ音源としては、EastWest/Quantum Leap Pianos Gold Edition を持っているのですが、
音は良いものの、ヴェロシティーに対する音の変化が少なく、レイヤーの切り替わりも目立つと言う、
本当に 10~18段階もヴェロシティレイヤーがあるんかいなと言う感じだったので、Ivory が気になっていたのです。
Ivory は特に、その音源を使って演奏する際の評価が高かったように思います。
Quantum Leap Pianos は、打ち込みで使う分にはとても良い音源なのです。
リアルタイムで演奏しようとすると、色々気になる部分が出てくるという感じ。(あとは、ロードが遅くて萎えるくらいだな)
今回は、演奏用にピアノ音源を選ぶ必要があったので、Ivory 一択でした。
Ivory II Grand Pianos は以下の三台のグランドピアノが含まれたパッケージです。
- Bösendorfer 290 Imperial Grand
- German Steinway D 9′ Concert Grand
- Yamaha C7 Grand
Bechstein が無いのが残念ですけれども、Bechstein は実物を弾いてこそ魅力が伝わるものだと思っています。
Bechstein は大人しめの音なので、音源として聴くと派手さに欠け、ぱっとしない事が多いのですが、Bechstein の実物は、
演奏者が音に包まれるような響きで、弾いた瞬間に心が魅了される感じ。
まあそれはさておいて。
いつも思うのが、どこの会社のピアノ音源ラインナップにしても、Bösendorfer 290 Imperial や Steinway D に混ざって、
なぜ Yamaha は C7 なんだろうと。だって、値段見てみるとこんな感じですよ?
- Bösendorfer 290 Imperial(2,000万円くらい)
- Steinway D(2,000万円くらい)
- Yamaha C7(300万円くらい)
Yamaha C7 ダントツで安いww
まあ、値段だけで言えば、Yamaha CFX なんか普通に 2,000万円くらいしますので、安いのしか無いかと言うと
そういう訳では無いのですよね。
おそらく、C7 のキャラクターが他とは違って、音として差別化しやすく使いやすいので定番として入っているのでしょう。
値段によらず、選ばれると言うのは良い事です。
ピアノ音源としてこれまた評価の高い ALCIA’S KEYS なんか、ベースは Yamaha C3 ですし。
さて、ぼちぼち Ivory のレビューをしてみますかね。
インストールは DVD 11枚でわりとゲンナリしますが、EastWest Complete Composers Collection は
20枚は軽く越えてた気がするのでまあ耐性はあります。いやな耐性だな。
インストール後、それぞれ音を出してみると、何というか、ピアノによらず全体的に落ち着いた雰囲気なのですが、
打鍵の強弱に対する音の変化が心地よい。弱く弾くと音は丸く、強く弾くと音は鋭く。
普通の電子ピアノなんかだと、ヴェロシティーの違いはボリュームの違いにしかならないので、
弾く力によるトーンコントロールが下手になるのですが、これなら音の表情付けができそうです。
あとは、ペダルを踏んだときの音の響きに、違和感があまり無いですね。
Quantum Leap Pianos だとペダルを踏んだまま音を重ねていくと何だかカオスな事になって行くのですが、
Ivory はわりと自然に音が重なって行く。
また、音場として、演奏者と、観客位置を選択できるので、リアルタイムで演奏する時も、打ち込み音源として使う時も
自然な響きが得られます。
あとは設定できるパラメータが色々あるけれども、まだプリセットを弄ってるだけですね。
ヴェロシティーカーブをもう少し調整すれば、もっと弾きやすくなりそう。
Ivory のラインナップには、Italian Grand という、FAZIOLI をサンプリングした音源もあります。
こっちはこっちで気になっていますので、もしかしたら追加で買うかも。
Quantum Leap Pianos も、Ivory も、ピアノ音源聞き比べページに追加しなきゃと思いつつ、結局対応できていません。
うちからも音源を提供している、特集:徹底比較!DTM音源ピアノ音色聴き比べ – S-studio2 というページがあり、
そこには Quantum Leap も Ivory もあるのでいいかなーなんて。
まあ、気が向いたらやります。
同じくewql piano 持っていますが、演奏時のベロシティ切り替わりが気持ち悪くてIvory II が気になっていて、とても参考になりました。
ポチっとしてきます
参考になったようで良かったです。
Ivoryは、あまり派手さは無いけれど、自然な響きでいい感じですよ。
ポチっとして、気に入って頂ければ幸いです。
ポチって2週間使いました。弾いてて気持よすぎますね。
American Concert D(サスティンが最後までサンプルされてる?らしい)
単体で49GBも気になりだしました。
多分ポチると思いますw
Ivory は弾いてて気持ちいいですよねー。
同じ Steinway D でも、German と American でどう違うか気になりますよね。
そして結局 Italian Grand も気になって何とも悩ましいw