チョーキューメイ

ここ最近ずっとチョーキューメイを聴いているのですが、どう考えても最高なのでちょっと書きます。

Amazon music で時々、あなたへのオススメの中にザックリ刺さるのがあるのですが、チョーキューメイの『シナモン』がそれでした。何だこれと思って、するどいささくれを聴いたらどハマりしたと言う流れです。チョロいですね。

するどいささくれのアルバムをずっとループして聴いて、銀河ムチェックをずっとループして聴いて、LOVEの飽和水蒸気量をずっとループして聴いて、それよりも昔のアルバムを漁るように聴いて、またするどいささくれに戻ってを繰り返しています。

最近の曲は最初から最後までお祭りみたいなガチャガチャした作りの曲が多いのですが、チョーキューメイの曲はシンプルなようでいて意外と複雑な構成で、一貫性を保ったままドラマティックに聴こえる、緻密に作り込まれた曲ばかりでした。

好きな曲はたくさんありますが、中でも『ユウ』を取り上げようと思います。


するどいささくれのアルバムに『ユウ(するどいささくれ)』とあって、最初はカッコ内も含めて曲名だと思ってたんですね。なのであまり意味が分からなかったのですが、他のアルバムも遡って聞いていくと 1st EP の約束に守られないにも『ユウ』がある。なるほどこっちがオリジナルか。

『ユウ(するどいささくれ)』がとにかく気に入ってしまい、何度も繰り返し聞いた後で『ユウ』を聴くと、なんてこったこっちも素晴らしいじゃん、となったので思わずこの文章をしたためている所なのです。

『ユウ(するどいささくれ)』と比べると『ユウ』は疾走感に溢れ、粗削りにも思えるけれど完成度の高い構成で、殴りつけるように心に響く。

『ユウ(するどいささくれ)』はテンポを落とし、疾走感と引き換えに洗練された鋭さがあり、静かだけれど押さえつけられたように始まる歌声は、後半に爆発する感情との強烈なコントラストとなって魂がゆさぶられる感じ。すごい。

チョーキューメイのインタビューの中で

レコーディングのときは、歌詞を見ながら歌っています。セリフに近いというか、「ここは悲しく歌ったほうがいいな」とかも自分で決めて。

https://realsound.jp/2023/01/post-1242014_3.html

というのがあり、確かに、お芝居というほどでは無いのだけれど、セリフっぽさがあり、物語が浮かび上がって来るようで素晴らしいですね。

これに似た感覚をどこかで食らったなと思ったらあれだ。橋本愛 THE FIRST TAKE『木綿のハンカチーフ』だ。

こういう、感情が歌詞と共に迫って来るような曲に弱いのかもしれない。

チョーキューメイは他にもいい曲がたくさんあって、全部紹介していると時間がいくらっても足りなそうなので中でもお気に入りの『ユウ』の話でした。チョーキューメイ良いよ!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です