人生を変えるピアノ(番外編)


c-bechsteinklavier-concert-8-seitenansicht-2

前編はこちら
後編はこちら

基本的に前編と後編で書きたいことは書いたのですが、おまけの話があってですね。
良いピアノを買ったので、しばらくはもう大きな買い物はしないだろうと思っていたのですが、人の欲望は恐ろしいものでして。

コンサート8と暮らしてみて、最初に思ったことが、
「夜もピアノを弾きたい!」
でした。

ベヒシュタインのピアノはマフラーペダルを踏んでもそれなりに良い音なので、それで練習すれば良いかと思ったのですが、
このピアノの場合、マフラーペダルを踏んでもまだまだ響く。。これは夜弾くと近隣から怒られる気がする。

実は、ベヒシュタインには純正のサイレントピアノオプションがあります。
ベヒシュタイン バリオHDSデジタル消音システム
ただ、さすがにコンサート8に電子機器を付けたらバチが当たる気がしたのでパス。ねじ穴一つ開けたくないです。

防音室も検討したのですが、ヤマハのアビテックス定型タイプでもそれなりの値段しますし、
部屋全体(自由設計)となるとだいたい数百万円コースです。無理ー。

そして結局、夜間練習用のピアノ探しが始まりました。
自分でも全く予想していなかった、まさかの二台目です。

夜間練習用なので、電子ピアノかサイレントピアノである必要があるのですが、まずは電子ピアノから検討しました。
各社一通り弾いてみたのですが、鍵盤が良かったのはカワイのCA65と、ヤマハのAvantGrandで、
AvantGrandの方が気に入ったものの夜間練習用と考えると、さすがにこれは高すぎる。。

YAMAHA NU1 も触ってみたところ、鍵盤のタッチがあまり好きになれなかったのでパス。音は良かったです。
これ、お店に置いてあるのと同じように、透明な前面パネルをオプションで用意してくれたらいいのに。

色々悩んだのですが、電子ピアノの場合その寿命はやはり電化製品と一緒で、10年も経つと中古価格の値崩れが
大きすぎるので、売却時を考えるとサイレントピアノの方がお得な気がしました。
YAMAHA のサイレントピアノのうち、最新の SHタイプは コンサートグランドのCFXをバイノーラルで録音しており、聞いてみると
非常に良かった(YUS1とかだとサイレントピアノの方が音が良いと感じるくらい)のですが、これも出たばかりなのでやっぱり高い。

ということで、とある中古ピアノフェアで選んだのが YAMAHA YU10SB でした。
背が低く奥行きも短いので鍵盤のタッチはそれなりですが、中古にしては状態が良く、アコースティック部分も良い響きです。
ちなみに サイレントピアノで Ivory II はこのピアノです。
生ピアノで Ivory を鳴らしたらどうなるのかやってみたかったからサイレントピアノにした、というのもありますが。

現在、ヤマハで練習をして、弾けるようになったらベヒシュタインで一人コンサートを開催するという状態です。贅沢ですね。
ヤマハだけを弾いていると慣れてきて意外と気にならなくなる(これはこれで良いピアノです)のですが、
続けてベヒシュタインを弾くと、何もかもが違って面白いです。価格が全く違うので同じだと困りますけれども。

最初に予想した通り、すっかり生活がピアノ中心になってしまいました。
「ピアノ・レッスン」という好きな映画で、主人公が木のテーブルに鍵盤の絵を彫ってピアノに見立てて弾くシーンがあり、
主人公は頭がおかしくなったのではと疑われるのですが、今なら主人公の気持ちが少しだけ分かる気がします。

アップライト 2台はさすがに自分でも馬鹿じゃなかろうかと思ったのですが、全く後悔していないのでまあこれはこれで。
きっと、1台目にグランドを買っていたとしても、サイレント付きじゃ無い限り 2台目を買っていたような気がします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。